トラリピ ダイヤモンド戦略

トラリピ・ダイヤモンド戦略の検証。AUD/NZD両建てトラリピ。

トラリピ・ダイヤモンド戦略の利益はどれぐらい?

 

2020年12月17日から運用スタート。
今後検証していこうと思います。

最新の運用報告

現在のトラリピ-ダイヤモンドストラテジーの最新成績報告。

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トラリピ ダイヤモンド戦略

オフィシャルHPでの戦略提案

マネースクエア(トラリピのサービスを展開している会社さん)のオフィシャルサイトで「トラリピ戦略リスト」なるものが提案されていました。

夏頃から豪ドル/円を50銭刻みでトラリピ運用、投資額:200万円でリターンは年利でおそらく1.5%程度の超安全設定。

含み損を抱えてビクビクするよりは安心して運用出来る設定が望ましいという考えをベースに設定。

が、人間と言うのは強欲なもので「もうちょいリターン欲しいな~」と思うように。

そんな思っていた矢先にマネースクエアのオフィシャルサイトにログインすると「トラリピ戦略リスト」が紹介されていました。

なかなか面白そうな設定だったので豪ドル/円の設定を手仕舞いして設定の変更を画策する事に。

通貨ペアはオーストラリアドル/ニュージーランドドル

提案されていたプランの以下のもの。

通貨ペアごとに2パターンづつの戦略紹介といった内容。

トラリピは「為替相場の動きは株式等とちがって比較的レンジ相場が多い」という特性を活かして指値⇒利益確定注文を繰り返すというもの。

相場の7割ぐらいはレンジ相場と言われるFX・為替相場の値動きを利用、自動注文を出しておいてほったらかしで利益を上げるという性質に一番該当すると思われる通貨ペアが「オーストラリアドル/ニュージーランドドル(以下、AUD/NZD)」。

この通貨ペアが今後、長期間レンジ相場を形成するのでは?と予測してコイツを選択。

設定の内容

具体的な設定内容は以下の範囲でトラリピを仕掛けます。

①と④の部分は3,000通貨。②と③の部分は4,000通貨。

値動きの活発な部分に多めの通貨量、そうでないところに少なめの通貨量を設定するという戦略。

自身の資金量によっては通貨量を増やして利益の拡大を狙っても良いと思いますが私はまんまその設定を使っています。

バックテストの結果は22ヶ月で約70万円の利益となっており月:約3万ぐらいの利益のようです。

それぐらいの利益が出れば私にとっては十分な水準(*’▽’)

過去のチャートを検証

上記チャートが「AUD/NZD」の長期チャート、2013年から上限が1.13000、下限が1.01000ぐらいです。

長期間に渡って上記のレンジに収まっている値動き。

トラリピを運用するにはかなり良い通貨ペアといえますね。

国と特色

通貨ペアの対象である国を簡単に分析してみます。

人口は約2,500万人で人口増加率のスピードだけで見ればインドを上回る、技術を持っている移民・その家族を積極的に受け入れる事で人口が増加傾向。

人口が増加傾向にあるので国内での消費が増加しているので一定の内需の強さがある。

主な産業はサービス業で約7割を占める(内容:金融保険・医療・専門科学技術・行政国防・教育訓練・運輸・倉庫・郵便・小売・その他)。

石炭等を輸出しているイメージがあるので鉱業が盛んと思いきや鉱業だけなら8%程度、時価総額に換算すると約20%なので経済に与える影響はやはり大きい印象。

2019年のGDP【国内総生産】は約1兆3,000億ドル(日本は約5兆5,000億ドル)。

2019年の1人当りのGDPは約54,000ドル(日本は:40,000ドル)。

失業率は7%前後(日本は3%前後)。

貿易相手国としてチャイナとの結びつきが強かったが(チャイナ向けが40%弱)武漢コロナのパンデミック後は距離を置いている印象。

2020年11月時点の政策金利は0.1%(日本は-0.1%)。

1度は行ってみたい国、なんか住みやすそう(完全に私見)。

人口は約500万人。

第1次産業(農業・林業・漁業)が大きな割合を占めている。

乳製品・肉類・木材・木製品・果実類・水産品・ワイン・羊毛類で輸出の7割前後。あと観光業。

オーストラリア同様、移民の受け入れに比較的積極的であるものの一部の業種(医療・農業、専門知識の必要な職種:たとえば建築関連)では積極的になり手がいない、またはなれない等の雇用のミスマッチが表面化している模様。

その一方で移民の受け入れにより住宅価格の上昇問題(住まいの需要増のため)、賃金上昇率の鈍化の問題(雇用する側は安い労働力の移民を雇用する方向に行きがち)が表面化してきて移民を抑制する方向になっている模様。

2019年GDP(国内総生産)は約2,050億ドル(日本は5兆5,000億ドル)。

2019年の1人当りのGDPは約40,000ドル(日本:約40,000ドル)。

失業率は約4%前後。

ニュージーランドも貿易相手国としてのチャイナ依存度は高い。

2020年11月時点の政策金利は0.25%(日本は-0.1%)。

1度は行ってみたい国、なんか住みやすそう(完全に私見)。

両国の共通点として…

①人口が少ないので移民で労働力を補っている

②貿易相手国としてチャイナとの結びつきが強め

③日本とはどちらも「戦略的協力パートナーシップ」関係にある ④1人当りGDPが高いので一定の消費がある⇒経済が回りやすい
といった感じです。

国の特徴を捉えてトラリピ・ダイヤモンド戦略を考える

上記の特徴をふまえると類似点が多く対円での為替の値動きの仕方も似ています。

そして個人的に注目しているのはオーストラリアドルとニュージーランドドルの対円でのレートの値幅。

2013年5月/対円レート 豪ドル/円:102円 キウイ/円:91円【値差:11円】

2015年9月/対円レート 豪ドル/円:82円 キウイ/円:74円【値差:8円】

2018年12月/対円レート 豪ドル/円:77円 キウイ/円:73円【値差:4円】 2020年11月/対円レート 豪ドル/円:77円 キウイ/円:73円【値差:4円】 ※ニュージーランドの国鳥がキーウィなのでニュージーランドドル⇒キウイと呼びます(諸説あるそうですが)。

対円での為替レートを比較すると2013年に11円あった値差が直近のレートでは大体4~5円の値差となっています。

国力自体に差があるのは人口やGDPを見て明らかですが対円での差が狭まっているのは金利差によるもの。

政策金利(中央銀行が一般の銀行の融資する金利。景気が良いと高くして景気が悪いと低くする)がニュージーランドの方が僅かに高いので対円だけで見ればニュージーランドドルの方が買われやすいというロジック。

その影響かAUD/NZDのレート値幅は2013年から上限が1.13000~下限が1.00000と1,300pips幅に縮小。

人口比較ではオーストラリアの方がニュージーランドの約5倍の人口なので経済の底力はオーストラリアに分があるでしょう。

長期で考えるとレートは上がっていくバイアスの方がやや強いと考えられますが均衡している感じ。

2020年12月時点での考察ですが武漢コロナの影響で世界的に景気がドカーンと良くなる事はまずあり得ない。

各中央銀行の取り得る手段は中小企業が潰れないように金融緩和して血流が止まらないように輸血していくスタイル。

当然、お金借りやすくしやすいように金利も下げていく。

となると両国とも政策金利を引き上げる可能性は当分の間はかなり低いと考えるのが自然。

上述した条件をふまえるとAUD/NZDの通貨ペアがどちらかの方向にトレンドを出してドンドン値動き激しくなるというのは考えにくい、可能性は低いと予測しています。

そうなるとレンジ相場になりやすいのでトラリピ・ダイヤモンド戦略の優位性が高い相場といえます。

なので良い働きをしてくれる事を期待しつつ設定する事に。

個人的に留意している事

世界景気が等しく良くない場合であれば現在のレンジ相場を引き続き形成する可能性は高いと考え中。

持ち直しの動きを始めた時にどちらかの国がそのビッグウェーブに乗り遅れる、また何かしらの技術革新があってどちらかが乗り遅れるという事になれば経済基礎の部分に差が出て為替の力関係が変わると思っています。

一方で産業的には両国の共通点として鉱業以外は観光業に力点を置いている事や第1次産業との結びつきが強い等の共通点、また先端技術でのビジネスモデルが強いという訳ではないので個人的な考えですが国力に大きな差が出にくい位置関係なのだと思っています。

とはいえどこかのタイミングで想定レンジを外れる時もくるでしょう。

これが崩れる時が来るとすれば世界景気が持ち直した時にオーストラリアとニュージーランドの景気の回復に差が出て両国の金利差に開きが生じた時。

景気が回復してくると皆がお金を使うようになりますが度が過ぎると「需要>供給」が顕著になってモノの値段が上がってしまうので金利を上げて調整する事になるでしょう、金利を上げた国の通貨は買われやすくなるのでレンジ相場の均衡が崩れる可能性が高くなります。

こういったケースに遭遇したら損切りして設定し直しする等の処置が必要になるというワーストシナリオも頭の片隅に。

オフィシャルでは100万円の資金でシミュレーションしていますが私は200万円を口座に入金しています。

当然の事ながら資金管理はFXでは超重要。

Buy&Sell戦略はどうか?

マネースクエア社が同時に提案している「Buy&Sell戦略」というものもあります。

ダイヤモンド戦略との違いは両建てゾーンの被りが大きいという事と設定する通貨量の違い。

 

AUD/NDZという通貨ペアの性質上、どちらの戦略もそれなりに機能すると思っています。

ただ、この「BUY&SELL戦略」を導入するならアイネット証券のループイフダンで設定した方がメンテ等も含めて楽そうだなあと思ったので採用見送り。

この設定であればループイフダンで稼働させた方が管理がお手軽で簡単かもしれません。

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ルプイフートップ

 

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注意点

注意点①/レンジから外れた時の対処

過去の経験則上はかなりの確率でレンジ相場になっていますが相場に”絶対はない”ので損切りするか?トラリピの幅を広げるか?を自己資金の範囲で考えるべき。

ちなみにシミュレーション上でレートが1.13000まで上昇した場合は含み損が35万円ぐらいになります。

それまでに35万円以上のリターンを出しておいてくれればプラスで撤退という事が言えると思います。

実際にその場面に直面したらビビッて損切りするのが怖いかもしれません。

出来ればしたくないですが最悪の場面を想定して自分が損切りに踏み込めるのか?資金的にもっとトラリピ幅を広げてもいいか?を想像したうえで緊急事態対応を備えるのは大事。

いつかはレンジから外れる時は来るので。

「投資は自己責任」が大前提。

注意点②/為替の動きに対する耐性

FX始めた頃は為替の値動きに一喜一憂してしまう傾向があると思います。

今では殆ど値動きに対して心が動かなくなりましたが最初はそうも言ってられない‥というのが実態でしょう。

気になって夜も眠れないといった状況になるのは自身の人生においてマイナスしかないので距離を置く事も大切です。

そういった方は違う投資方法へのアプローチが向いているかもしれません。

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まとめ

オーストラリアドルとニュージーランドドルとの「トラリピ・ダイヤモンド戦略」を設定・運用して今後レポート。

トラリピが得意とするレンジ相場を形成しやすい通貨ペア。

過去検証でも1,300pips前後の動きと優位性はかなり有る。

資金管理は重要なので多めに入金をオススメ。

あと現状のシナリオから相場が外れた時のイメージも持っておきましょう。

 

マネースクエア_豪ドル/NZドル

 

 

 

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