日本人の賃金は以下の記事でも少し触れたように減少傾向。
社会人でも副業がしたい!どれが現実的? 始めやすく続けやすいのは投資関連。ネット上から手軽に始められるものは沢山あるけどどれも継続的な努力は必要ですね。投資+「何か」を並行して進めるのが現実路線。[…]
給料が上がりにくくなって随分長く時を経て今では副業を解禁する企業も増加傾向。
副業解禁…とか言うより企業側も給料上げろよ!とつくづく思いますが日本の企業体質がもうデフレ色に染まってしまっています。
そういった意味で副業に取り組んで収入の底上げを図る人が少しづつですが増えている等のニュースを目にします。
逆にそういった所得の底上げを狙わないと相対的に今後はどんどん金銭的に貧しくなる可能性があります。
ずっとデフレという事はモノの価値が低い訳ですから所得の底上げが狙えれば相対的に豊かになるといえます。
副業をしている人の割合
統計により多少データの違いはありますが日本人が副業をしている割合は10人に1人ぐらい。
統計によって12%という数値もありますが、ざっくり10人に1人といったところでしょうか。
どんな人が副業をしているか?をざっくり分析してみると以下。
【男女比】 男性:45% 女性:55%
【年齢比】20代:25% 30代:45% 40代:25% 50代以降:5%
【本業雇用形態】正社員:60% 契約・嘱託:15% 派遣社員:5%以下
パート・アルバイト:20%
【副業の実践期間】半年未満:35% 半年~1年:20% 1年~3年:30% 3年~5年:5% 5年~10年:5% 10年以上:5%
【どんな副業してる?】アンケートモニターや懸賞:35%でトップ Webでのライティングや編集作業:30% アフィリエイト等:20%強
【副業の始めた理由】生活費のため:45% 将来のお金の不安:45%
【副業で得ている収入】1万円以下:約50% 副業による平均月収:47,000円
データを分析してみると
やや女性の方が副業に積極的で将来へのお金に対する不安や現状の所得の低さを危惧して若年層、20代~30代の副業をする人が多い。
職業はあまり関係なく副業を行う事に対して社会的にもOKの風潮があるので正社員や非正社員問わず取り組んでいる印象。
副業の実践期間として超長期(5年以上とココでは定義)で継続出来ている人は少ない。
という事はある程度取り組んではみるものの成果が出ずに辞めてしまう人も一定数、必ず要るという事。
多くの人は1万円/月の副収入。
以上の事が読み取れます。
始めた動機は予想通りというか当然ながらお金を増やしたいという欲求から。
スマホやパソコンから気軽に始められて必須スキルもなくていいアンケートモニターがトップ。
統計によって差が出ますがアンケートモニターは大体上位な傾向。
次いでパソコンがあれば始められるアフィリエイト等が初期費用が少なく始められるので人気。
一方でアンケートモニター等、スマホで誰でも手軽に始められるので収入額としては少ない。
多くの人が途中で辞めていく
一方で成果が出ずに辞めてしまう人も決まって一定数いるという事で大きく稼ごうと思うとそれはそれで難しい世界。
統計上の副業歴の半年未満の人:35%というのはどこの統計でもいつの統計でもこれぐらいの数値になっている傾向。
言い換えると最初の段階で辞めていくという事。
副業に取り組んでみると分かりますが最初に何やったらいいか分からない!という側面も大きいですし周りに聞ける人でもいればいいですが1人だとモチベーションを上げて続けるのも難しいですからね。
逆に言うと継続するだけで結構スゴイ!ともいえます。
収入の底上げで生活レベル向上
失われた20年or30年とかよく言いますが、そういった負の時代において日本人がモノが安くて当たり前という刷り込みをされて、もはや洗脳レベルで安くて良いモノを買うという時代になってしまっています。
日本人は我慢強くて研鑽・工夫をして私たちの先輩たちは良いモノを生み出してくれているのですが如何せん安売りしてしまっており「高くて良いモノ」にすればいいのに「安くて良いモノ」が当たり前という価値観になってしまっています。
モノの価値が下がっている訳なので相対的にお金の価値は上がっているデフレ状況下。
という事は本業の収入に副業の収入を足して底上げ出来るだけで生活レベルを大きく上げる事が出来ると考える事も出来ます。
ココは稼いだ額や考え方や自身のライフサイクルとも絡んでくるところではありますけどね。
自分の身の回りで副業している人っている?
上記の統計調査の数値を見てて「10人に1人が副業している」という事ですがおそらく実態はもっと少ないと個人的には考えます。
体感ですが私の周りで友人・職場の同僚・その他で副業をしている人は1人もいないです(秘密にしている人もいるかもですが)。
こういった調査は調査対象のゾーンに少しバイアスがかかっていると感じます(独断と偏見かも…)。
となれば実態はもう少し少なめだと思うのでライバルは結構少ないのでは?という解釈も出来ます。
加えて始めて早々に離脱してしまう人も多いので続けていく事で相対的にも少しづつ稼げていける体質に変化していきます。
やはり継続が重要となる…
副業を始めるだけなら今の時代、思い立って行動すればすぐ始められます、手段は色々ありますからね。
副業を始めるという事は前述のように「お金が欲しい」「収入の底上げをしたい」等、行き着くところ目的は「お金を稼ぐ」という部分。
人間はそういった強欲?な生き物であるがゆえにすぐに結果を求めます。
そしてすぐに成果が出ないと諦めてしまったり面倒くさくなったりして辞めていく…という事が統計を見ると明らか。
いわば自然淘汰で人間が社会を形成するうえで必然の流れ。
上図の成功曲線はビジネス等で成功するには最初はなかなか成果が出ないよという事を表したもの、有名なヤツですね。
会社の投資でも最初は建物を建てて機械を買って人を雇って…と最初の数年間ぐらいは初期投資がかかっているので赤字が続いて、そこを乗り切れた後に儲けを出していく訳です。
副業でも同様で最初の「種まき」の時期にお金が入ってくると都合の良い事はあまり考えずに趣味の一環ぐらいの気持ちで取り組んだ方が継続出来ると思っています。
最初から見返りを求めてはハッキリ言って贅沢過ぎる考え方、何もないのは当たり前。
一定のラインまで積み上げてブレイクスルーしないと成果はなかなか出ないです、どの方法かにもよりますが。
趣味でやる・習慣化してしまう、ぐらいに脳内変換出来る人が続けられる人。
株式投資やFXも最初の1年で8~9割の人が退場していきます。
一方で20年以上、株式をパッケージした投資信託を20年以上積み立てると歴史的に負けないという結果になっています。
そういった意味で継続するという事には強い意味があると証明されているともいえます。
資産運用を始めても意外にお金が増えない感じがするけどこんなもん? そんなもんです。始めて数年は増えていく実感が薄いですが続ける事で実感できるようになると思います。ネット界隈はみんな金持ち(に見え[…]
最初が辛い…そこをどうやってやり過ごすか
現時点での私もそうですがブログで成果を出そうと奮闘していますが全く成果は出ていません。
1年近くやっていますがブレイクスルーの兆しは今のところないですね(笑)。
私はブログでライティングするのに楽しみを見出せたので全然苦に感じていません。
記事を書くために色々調べたりして知識を身に付けるのも楽しいし文章の構成を考えるのも辛い時はありますが総じて楽しくやれています。
なので今後も続けて行けるなあと感じているし多分継続出来ると思います。
私はFXのデイトレードもやっていましたが成果が出ずに止めてしまって(また始めるかもしれませんが)続けるのが少ししんどかったです。
自分のメンタルをそういった少し楽しさというエッセンスも加えつつやるように自身を誘導してやるといった事も大事かなと思います。
やはり人間は嫌な事を遠ざける傾向が誰にでもありますし楽しさが少しでもないと続けるのが難しいですから。
「この作業をやったら好きなアニメを見るんだ!」とか「1記事書き終わったらTwitterを30分見てダラダラするんだ!」等、自分なりに作業に対しての報酬を与えるようにする工夫をすると継続出来るキッカケになるかもしれません。
自分が続けられる仕掛け作りというのも自分と向き合う事になるので面白いですよ。
まとめ
統計から考えるに副業を始めているのはまだまだ少ない、実際には10人に1人もいない。
そういった意味で副業を始める、始めようと思っただけでも案外スゴイ事。
とはいえ成果を出すのは簡単な事ではないので始めたら愚直に継続するのが肝要。
継続出来るように自分の行動を変化させていく工夫を自分なりに考えると長い目で見た時に自身の成長に繋がる。