投資する人にとって余剰資金があって投資に回っていないお金があると凄くもったいないと感じるはず。
生活費×3ヶ月分以外は全部投資に回せばいいと考える人もいて個人的には「もうちょいあってもいいかな?」とは思うものの数百万円単位で銀行にお金があるとただただ遊んでいるだけのお金で投資家目線で考えると完全に機会損失と言い換えることも可能。
現状の低金利の下では預金で100万円預けていても年間で数百円にしかならないわけです。
ループイフダンで「ドル円/B100/1,000通貨」を設定すればかなり安全でおそらく月間利益2,000~3,000円ぐらいはリターンがあって年間利益だと3万円前後になると思います。
そういった「ただ単に置いておくだけのお金」の割合を減らしたいという思いからループイフダンの運用をスタートすることに。
ループイフダンってなに?
通貨ペア(ドル/円やユーロ/ドルの通貨同士の組み合わせのことを指す)を選択⇒売買の種類(買い注文or売り注文)を選択⇒売買の値幅(15銭幅や50銭幅や100銭幅)を選べば自動的に売買を手動で止めるまで行ってくれるもの。
なのでFXの裁量トレードで結果が出ない人も自動売買であれば自分の感情抜きでトレードを行えるので継続しやすい。
※アイネット証券のHPより引用
以下の図のように決まった値幅での売り買いを設定さえしてしまえば自動的に行ってくれる。
そもそも自動売買って?
その名のとおり売買を自動的に行ってくれます、FX(外国為替証拠金取引)の市場の中において。
設定してスタートすれば勝手にポジションを取って設定の値幅分の値動きをしたときに自動的に利益を確定してくれる。
株式やFXなどの金融商品はチャートに基づいて機関投資家や個人投資家たちは売買をして、それに伴って値が動くわけです。
一方で自動売買はチャートを見ての売買判断は完全無視して設定した規則性に従って淡々と延々と売買を実行。
そういった意味で投資初心者は圧倒的に入りやすいというメリットがあります。
メリット
FXの裁量はやってみると分かるのですが、まー利益を残すのが大変です。
1回や2回ぐらいは上手くトレードができて利益が残ったとしてもそれを1ヶ月・1年・5年・10年スパンで再現するのはとても難しい。
FXトレードで生計を立てている人は本当にすごいです(株式トレードも同様)、尊敬します。
引き続き自分も裁量トレードをやっていますが単月利益が出たとしても継続するのが困難。
裁量トレードだとポジションを取った後に利益確定と損切りという作業があり、これがポジションを取るより個人的には難しいと感じます、特に利益確定が。
上記の作業をずっと繰り返してやる負荷を自動売買(ループイフダンやトラリピ)ツールを使うことで負荷を最小限化して継続した投資ができる、というのが最大のメリットといえる。
デメリット
■メリットの部分の当然裏返しになりますが思考の余地(勝手にやってくれるから)がないのでフレキシブルな売買は当然不可能。
■FXの最大のメリットのレバレッジを抑えてトレードする必要がある(実際の資金より大きなトレードを行うこと、日本の法律だと資金の25倍までのトレードが可)。
10,000通貨当りで証拠金(担保のようなものと考えれば良い)は110円×10,000通貨=110万円×4%=44,000円が証拠金として拘束される。
仮に「ドル円/B50」で10,000通貨でループイフダン開始、ポジション数を「20」にすると証拠金だけで約88万円が必要に。
そして110円で開始したループイフダンが100円まで円高ドル安になると含み損が105万円程度になります。
こうなると実質ほぼロスカットになっているかもしれません(幸いにも私はロスカットの経験がないのでココまで含み損を抱えた時にどうなるかは正直知りません)。
この状態でざっくり計算するとドル円20個のポジションの総額:平均価格/105円×20万通貨=21,000,000円。
【ポジション総額:21,000,000円÷運用資金:2,000,000=レバレッジ:10.5倍】
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具体的なやること
とにもかくにも口座を開設しないとサービスの利用ができないので以下のサイトから口座開設。
※アイネット証券のHPより引用
選択できる通貨ペアはかなり多いので選択肢が少なくて悩むということはないでしょう、逆に選ぶのが難しいぐらい。
ループイフダンの性質を考えると「値動きはあったほうがいいけど値動きのレンジ幅が広すぎても含み損を大きく抱えることになる、突き詰めると一定の価格帯を上下に行き来し続けてくれる、通貨ペアが最高」といえますね。
そう考えるとAUD/NZDなどが良い通貨ペアになるのですがAUD(オーストラリアドル)買いの部分でマイナススワップが発生します。
オーストラリアドルよりニュージーランドドルの方が金利が高いため、その差分が毎日数円ですが徴収されます、地味に嫌でしょ(‘_’)、、
私はトラリピでAUD/NZDの通貨ペアで運用、こちらはスワップがお互いにゼロなので。
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初心者の方は情報がとりやすいドル円なんかで運用するのがベスト、B50ぐらいで1,000通貨で始めて様子を見てみれば大やけどをすることはまずないです。
大事なのはとりあえず自分のお金で1回やってみることです、その0⇒1の経験が何より大事なので。
合わないと思ったら辞めればいいだけです。
知識が身に付いてくると「こっちの通貨の方が良いな」などアイデアがでてくるのでそれを実践すればOK、知識がないと何をしようか?という発想すら出てこないですからね。
「買い」か?「売り」か?を決める作業。
通貨ペアの部分でも触れましたがスワップ差(通貨同士の金利の差分)で保有しているだけでお金を貰えたりお金を取られたりするので長期運用するのであればマイナススワップだと精神的に辛いので避けるのがベター。
この部分は繰り返しになりますがシンプルにマイナススワップではない組み合わせを選択すれば良いと思います。
将来の金利差は各国の景気動向で中央銀行が調整するところなので未来予測は難しいですね。
2021年5月時点ではアフターコロナの影響で各国ゼロ金利に近い政策、アメリカのインフレ率が瞬間的に2.6%ぐらいになっているので最も金利が上がりやすいかもしれませんね、そうなるとドル高になる可能性が高いのでドル円の買いから入るものが有利かもしれません。
通貨ペアによって選択できる値幅が異なります。
例:ドル円=10銭・15銭・25銭・50銭・100銭 ユーロ円=10銭・20銭・40銭・80銭・100銭
当り前ですが値幅が狭い方が利益確定しやすくなります、初心者の頃は利益確定を見たいがために値幅を狭くしがち。
利益量も増えますからね、これが初心者が陥りがちな罠。
想定していた値動きの逆にトレンドが発生するとみるみるうちに含み損を抱えて精神不安になります。
どのぐらいの含み損を許容できるか?精神的に耐えられるか?は人によるので一概にはいえないところ。
自分はすごい精神的に不安になりがちな人なので安心・安全をテーマとした値幅に設定。
想定したポジション量を超えて保有した場合に含み損が大きくなっていることでしょう、あんまり考えたくない事案ですが。
そうした場合に一番損を抱えているポジションから損失確定していくのが「損切り設定」。
ここも個人の考え方によりけりなので何が正解とは断言できません。
短期的にトレンドに乗って一気に利益を出したあとにトレンドが変わったら損切りしてリセットするという戦略もいいかも?と思った時期もありますが…でもそれってほぼ裁量トレードだからなあ…ループイフダンのシステムの良さを利用しているとは言い難い…のでは?と思考がループ。
結果として私はループイフダン投資方針は「超長期(10年ぐらい)で放ったらかしにしておける状態」がベースの考えで先進国通貨同士の通貨ペアは回帰性(周期的に同じレートに戻ってくる傾向)があるので「損切りはなし」で設定、現金化する時にまとめて損切りする予定。
まとめ