DBA DBC

DBAとDBCを購入、その後。依然スーパーサイクル入りの前提。今後の展望。

以前にコモディティ(商品相場:食品や原油や貴金属類全般)価格がスーパーサイクル入りしたと考え商品相場に投資しているETFのDBAとDBCを購入したその後。
以前、別の記事でコモディティ相場がスーパーサイクル入りしたかも?という考えを前提にしてティッカーシンボル:DBAとDBCのETFを購入して商品相場へ投資したと書きました。
今回はその後の展開は如何なものか?という現状とその後の考え方を。

DBAとDBCというETF

この二つのETFについては以前の記事で詳しく記述。

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DBA DBC

ざっくりな説明でいうとDBAの方はほぼ食料品のベース(トウモロコシ・大豆・小麦など)価格をまとめてパッケージしたもの、DBCは半分は原油などのエネルギー+食料品系の価格を合わせてパッケージしたもの。

トウモロコシ:12.5%/大豆:12.5%/粗糖:12.5%/食用牛:12.5%/ココア:11.11%/コーヒー:11.11%/豚肉:8.33%/小麦:6.25%/カンザスシティ小麦:6.25%/飼育牛:4.17%/綿花;2.78%

 

北海ブレンド原油:12.375%/WTI原油:12.375%/ヒーティングオイル:12.375%/ガソリン:12.375%/金:8%/トウモロコシ:5.625%/小麦:5.625%/大豆:5.625%/粗糖:5.625%/天然ガス:5.5%/アルミ:4.167%/亜鉛:4.167%/銅:4.167%/銀:2%

購入後の値動き

この二つのETFは3月頃にまとめて購入、それぞれ45万円前後分を購入。

その後のポジション内容の現状は以下のとおり、良い感じに上昇しており含み益もそれなりに(*’▽’)嬉しいですね。

DBAとDBCの購入後の価格推移

ともに16ドルぐらいで購入しているので下がっても下値は限定的だろう、と考えています。

スーパーサイクルの考え方

スーパーサイクルという言葉を2021年に入ってから証券会社のニュースやトピックスなどでちょこちょこ聞くように。

スーパーサイクルという長い時間をかけて形成する相場は結局は後で答え合わせをして「ここからここまでの期間がスーパーサイクルだったんだ」と判断するしかできないわけで直近のスーパーサイクルは1996年~2008年の上昇局面+2008年~2020年の下降局面の12年+12年=24年前後が1周期と考えられています。

IG

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この考え方自体が合っているかどうか?については少なくとも10年後ぐらいに検証してみないと誰にも分かりません。

案外騒いでいる人のポジショントークだったりする…ということも考えられますからね。

いつ売るか?

となると今後は2020年から12年間がコモディティ相場の上昇局面になるのでは?という考えが上記二つのETFを購入するにあたってのきっかけ。

というわけなので当面を現在のポジションを持ち続ける、というのが基本的な考え方となります。

持ち続けるというのは簡単そうで案外難しいことではあるのですがポジション取った理由が今後の上昇局面を期待しての事なので信念貫く気概で。

どこで手放すかはかなり難しい判断ですが2030年前後ぐらいまで持ち続けようかなと現状は考えています、理由は後述。

スーパーサイクル入りしている思う理由

個人的にはコモディティ相場のスーパーサイクル入りというのは「十分あり得る」と考えている派です、実際にリスクを取って購入していますからね(‘ω’)ノ

理由は歴史は繰り返すし人間は案外学習をしないということ。

歴史の事象というのは人間の行動の積み重ねで出来上がっていて、その時々の人間の利害関係で積みあがっていると個人的に考えています。

だから行き過ぎた事象は革命・反乱・戦争などで修正され、それが繰り返されるのが歴史といえます。

たとえば武漢コロナによるパンデミックにおいてもマスクの需要・供給が顕著な事柄で一時は不織布のマスクが1枚:100円や200円ということがありました。

これはマスクの制作コストを考えると日本国内では合わないという判断で国内で作らなくなったことによる供給量の絶対的不足から生じた事象。

その後、国内でも供給ラインを敷いたりアベノマスクの政策により抱え込んでいた業者も吐き出すことにより一気に価格が下落。

マスクの事象はかなりイレギュラーなことですが一般的な経済活動に係るもの、今回取り上げているDBAとDBCのETFに含まれている商品についてはもっと長い期間での需給と供給のバランスで動いています。

例を挙げると2000年代初頭は人件費が安いということで中国でモノを作るというのが主流に、ただ中国も人件費が高くなってきたということで東南アジアの別の国に生産拠点を移管するという企業も少しづつ増えています(中国との関係の場合、安全保障という観点も大いにあるでしょう)。

安い国でモノが作れるようになると企業の移管も活発化して原価が安くなるのでモノも売れやすくなります、一方で需要も増えるので素材やベースメタル・原油の価格は上がりやすくなるという流れは十分にあり得る話。

人件費がなんやかんやで固定費としては一番掛かる部分なので人件費が安くなれば素材が多少高くとも採算性は良くなる業種は多い(本業で工場管理をやっているため痛感します)はず。

こういった経済原理の揺り戻し・繰り返しが商品相場の価格の値動きを大きく作用すると考えます。

金融市場における回帰性

そういった流れは金融相場でも同様のことが言えて先進国の値動きや生活に必要な食料や素材類というのは一定のレンジで上下動するものの何年からすると同じ価格に戻ってくる傾向にあります、『回帰性がある』という表現ができるわけです。

株式だと資本主義経済の拡張・需要の拡大を原因として右肩上がりになる傾向、だからバフェットは基本的にバイアンドホールド戦略を取るのだと個人的に理解しています。

本筋から少しズレますがバフェット関連の以下の2冊は面白い内容でした、一投資家として同意できる部分も多く自分の中でうまく言語化できない感覚を腑に落ちさせてくれた本。



これは例えばドル円が円安に行き過ぎると輸出企業は良いものの輸入企業は今まで海外から買っていたものを割高に買うハメに、そうなると「国内で作った方が良くない?」と考える人が多くなる。

円高が行き過ぎるとその逆で海外から仕入れれば仕入れるほど儲かるから国内で作っていた企業は淘汰されます。

すごく単純化すると経済はこれの繰り返しで行ったり来たりをするわけ、と考えると『スーパーサイクル入りした』という前提で投資を行うのは一定の優位性があるといえるわけです、投資はもちろん自己責任ですけどね(‘ω’)ノ


そういった意味でトラリピやループイフダンの一定のレンジで売買するというシステムは理に適っているといえますね。

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ループイフダン

まとめ

コモディティ相場は回帰性があり値動きは繰り返す、となるとコモディティ相場のスーパーサイクル入りもそう眉唾的なものではないといえる。

現在持っているDBAとDBCのポジションは今のところはホールド、2030年頃までは様子見。

 

 

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