複利=「投資元本+利息に利息が付く」
単利=「投資元本にのみ利息が付く」
小さな違いのようで長期での運用では大きな差が出る。
今だとインデックス投資で配当再投資に設定すれば複利運用は誰でも簡単に出来ます。
投資で資産を大きくしていくには「複利」の力を利用すると断然効率的。
いかに「複利」が機能するように自分の投資銘柄を働かせるかでお金の増えるスピードに変化が生じます。
現在は投資環境が良い(と私は思っています)ので知っていれば簡単に複利運用が可能。
複利と単利
冒頭にも述べているように…
例)100万円を投資したとして年間利回りが3%という前提条件。
1年目⇒1,030,000円 2年目⇒1,060,900円 3年目⇒1,092,729円…20年目⇒1,806,111円
例)100万円を投資したとして年間利回りが3%という前提条件。(複利と同条件)1年目⇒1,030,000円 2年目⇒1,060,000円 3年目⇒1,090,000円…20年目⇒1,600,000円
複利と単利では大きな差。
上の例では元本が100万円で利回りを3%と仮定した場合だと20年運用した時に約20万円の差が出ます。
この20万円の差を大きいと小さいと捉えるか人次第。
一方で100万円じゃなく500万円だったら?1,000万円だったら?と考えると増加額に大きな差が出るの明白。
金利と利息
案外、混同しやすい用語に「金利」と「利息」、「利回り」があるので分かりやすいように以下、区別。
金利=お金を借りる側が借りたお金に対して追加して支払うお金の割合
例)銀行預金の金利:0.01%⇒100万円に対して100円を追加して借りた側(銀行)が支払う。
利息=お金を貸した側が貸したお金(元本)に追加して受け取るお金
例)銀行預金の金利:0.01%⇒100万円に対して100円を銀行が上乗せした金額を貸した側(預金者・私たち)が受け取る。
利回り=投資額に対する一定期間での利益の平均の値
例)1年間銀行に100万円を預ける⇒100円を上乗せして貸した側(預金者・私たち)が受け取る。
⇒年間の利回りは0.01%。
私たち投資する側は「金利」の高い商品で高い利回りを目指して運用して「利息」を受け取る…という事で資産の最大化を目指す訳です。
金利(利回り)が大きいと増加額大きい
「金利」という言い回しは私たち投資家目線で言うと「利回り」と言い換えても多少乱暴ですがOKと考えています。
上の説明の理屈だと私たち投資家が有利に事を運ぶには当然ながら金利(利回り)が高い投資商品・銘柄を選択する事が重要となります。
お金を増やす事が目的となれば投資家目線で言えば利回りが高い方が良いに決まっている。
一方で金利が高い商品・銘柄はお金が集まりにくいから金利を高く設定している可能性もあるのでココは見極めが必要。
投資したはいいが元本も返ってこないのではお話にならないので。
現状は銀行預金では100万円を1年間預けたところで100円にしかならないので複利運用しても増えないです。
そういった意味ではインデックス(日経平均やS&P500等の株式指数)投資が市場全体に投資をする事になりインデックスでの投資であれば倒産もないので安心感があります。
そして20年以上コツコツ続ければ歴史的には4~5%の利回りに収束しやすいという事が分かっています。
人類が金融市場で利益を求める以上、この傾向は続くと私は考えています。
運用年数が長いと増加額が大きい
複利運用の資産の増加カーブは途中からグッと上がるイメージ。
条件:1万円を複利・単利ともに5%の利回りと想定。
定期預金は0.01%の利回りと想定した場合のシミュレーションが以下の表
20年を超えてからの曲線が一気に上向きで加速度的に資産が増えるという事になります。
この曲線の描き方は金額は多かろうが少なかろうが同じようなカーブを描きます。
そうなると個人的には30年運用できるとかなり後半の上昇幅が期待できるという事になるのでは?と考えます。
少なくとも20年以上積み立て投資を継続すると先に述べたように利回りが2~7%で収束するという事。
20代の人であれば40年ぐらい運用できる可能性が高いので資産を大きく増やせるチャンスなので資産運用は早く始めれば始めるほど有利といえます。
投資(買う)タイミングの問題
上記の複利運用例は1万円を一括購入してそのままという条件。
複利運用をより最大化するには金額×運用期間×金利(利回り)の式のそれぞれの数値を大きくしていく必要があります。
投資資金が1,000万円あったとしてもピンポイントで1,000万円全額購入する事は心理的に負担が大きいです。
購入後にリーマンショックやコロナショック等に襲われたときに一時的かもしれませんが大きな含み損をかぶる事になります。
それは心理衛生的に良くないです。
買うタイミングは分散して「毎月○○〇円買おう!」と決めて購入していくのが良いというのが私の考え。
毎月貯金する感覚で購入していくのがベストだと思います。
トレードに自信がある方であれば底値で一括購入!というのも良いでしょうけど、それが出来る人ならそもそも複利運用しなくても資産を増やせる人だと思います(笑)。
ドルコスト平均法を駆使する事により一般人・凡人でもある程度の資産を作る事ができると思っています。当然ながら選択する銘柄に…
どうすれば複利運用できる?
理屈としては投資商品で利息が出た時にもらった利息で投資商品を買うという行為を続ければOK。
それを感情抜きでシステマチックに継続出来れば良い。
足元の投資環境であれば投資信託がかなり手間をかけず且つ効率よく複利運用できます。
私が使用している楽天証券の設定だと以下の画面参照。
銘柄を選択して金額を決める、次の段階で「再投資型」と「受取型」を選択する箇所があります。
ここで「再投資型」をチョイスすれば「分配金を同じ投資信託の追加購入にまわします」という説明通り、分配金で同じ投資信託を自動的に購入してくれます。
投資銘柄の選定
インデックス(指数への投資:日経平均やS&P500等)を対象とした投資信託を選べば市場全体に投資しているので倒産して資産がゴミになる恐れもないですし比較的安心だと思います。
どのインデックスファンドを選べば良いのか?ポイントを押さえれば自ずと絞られます。
インデックスファンドの購入の手数料の種類は3つ
①購入手数料-購入時に掛かる費用⇒無料のものを選ぶ。
②運用管理費用(信託報酬)-管理コストとして年間に掛かる費用⇒0.2%以下のものを極力選ぶ。
③信託財産留保額-換金時に掛かる手数料⇒最終的にどうしても掛かる。
総括すると②の運用管理費用(信託報酬)が安いものを選ぶのが大前提!
インデックスファンドを選択していくという事は「ドルコスト平均法」の性質を利用して積み立てていくという人が多いと思います。
ドルコスト平均法は【定期的に継続して一定金額を購入・積み立てていく】で安い時だと同じ金額で沢山購入して高い時は少なく購入する事になります。
上記性質だと平均購入価格は下がる訳ですが最終的にその価格をできれば上回っていて欲しいところ(分配金があるので価格がトントンでもプラスにはなると思いますが)。
そういった意味で右肩上がりの指数のファンドを選ぶべき。
投資銘柄の純資産額が増加傾向のものが良いです。
純資産額を増えているという事は運用側にお金が集まっていて運用しやすい環境が形成されるという事です。
逆に純資産額が下落しているという事はファンドマネージャーの給与などにも影響が出るという事なので信託報酬が高くなる恐れもあります。
私が投資をするにあたり一番大事だと思っている事が「投資しながら普段通りの生活を送れる」状態であることなので良い銘柄を選択して放置できる心理状態に置く事が大事かなと思います。
「つみたてNISA」「iDeCo」の投資家にとって税制メリットのあるの制度もフル活用すれば投資の運用益のみならず所得税や住民税も少なくできるのでメリット・デメリットを理解したうえで利用してみる事をおすすめします。
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下がっている時に複利は効いている?
資産運用を行えば誰にでもすぐに分かる事ですが毎年決まった利回りを得る事など不可能です。
将来の株価を予想できるはずもないですからね。
株価のチャートを見ると上昇していく時はジグザグの軌跡を描いていきます。
下落する時もジグザグを描きますが極端に下げる時も多々あるといった傾向にあります。
〇〇ショックの場合では投資家はみんな投げ売りするので一気に下げがちです。
そうした場合に投資対象の指数等で上昇と下降局面では複利の効果に違いがあるのか?という疑問が。
1年目 | 2年目 | 3年目 | |
パターン① | 5% | 5% | 5% |
パターン② | 5% | -10% | 20% |
パターン③ | 30% | -25% | 10% |
1~3年運用した利回りを上記の数値で設定してみて、それぞれのパターンで計算。
3年目終わった時点での利回りの単純な合計値は「15%」とします。
パターン①-あり得ないですが毎年同じ利回りの相場(1.05×1.05×1.05-1)×100=15.76%
パターン②-2年目に大きく落ち込むが3年目にリカバリーする相場(1.05×0.9×1.2-1)×100=13.4%
パターン③-バブル相場だったが弾けた相場(1.3×0.75×1.1-1)×100=7.25%
計算してみると意外と差が付きましたね。
端的に結論付けると価格の変動幅が大きいと複利の効果は落ちる。
原則としてプラス益の部分に対してだけ複利の効果が反映されるということ、これが唯一デメリットといえます。
そういった意味で銘柄の選定が重要で長い目で見た時にチャートの動きが右肩上がりで上昇していくものが望ましいということ、そうなるとやはり先進国の株式を選んだ方が有利になるでしょうね。
ただこれはたった3年のケースですし、どっちみち相場を自分でコントロール出来ないので知識として知っておくだけで良いと思います。
一方で暴落相場が到来すれば、投資信託であれば口数をたくさん買えているので将来的に含み益が大きくなる可能性もあるので悪い事ばかりでもないと思います。
暴落相場が来たらパニックにならずに「おー!たくさん買える相場キター!」という気持ちでいた方が長期間、相場に穏やかな気持ちで向き合えると思います。
相場をコントロールするのは誰にもできないので「複利」を活用するのであらば長期的な目線で金融相場と付き合うという捉え方が大事。
まとめ
「複利運用」は一般人が投資で資産を増やすのにとてもとても有効な手段。
長期的(20年以上)の運用で「複利」の恩恵を大きく享受できる。
手数料の低い投資信託、指数を対象としたインデックスファンドを積み立て&分配金を再投資する事で簡単に「複利運用」が可能。