こんにちはこんばんは(‘ω’)ノ
そもそも年金給付の税源は?
現役世代の保険料と年金保険料の余剰額の運用
「年金」というものを考えた時に若い人たちが思うイメージというとおそらくネガティブな雰囲気を思い描くのではないかなと思います。
多くの人が「俺が/私が老後の時は年金がどうせもらえない」と思っているのではないかなと。
いまの制度上、決してそんな事はなく現在働いている人たちが社会保険料を納める事によって年金生活者の年金が支払われているという仕組みなので今すぐ破綻してどうこうというレベルではないですね。
それを言っている人を周りでも見かけますが悲観論者か、ただ分かってない人かメディアの偏向報道に毒されている人だなと私は思っています(‘ω’)
という訳でお年寄りの年金生活を今の若い人たちが頑張って支えている、そして今の若い人たちがお年寄りになった時はその時の若い人たちが頑張って支えるという日本人らしい支えあう文化が根源となっている訳です。
世間では年金制度に対してぎゃあぎゃあ喚いている人たちがいますね、発情期かコノヤロー!
私の思いですが日本人に感覚に合った素晴らしい制度だなと思っています。
ただこの「賦課方式」という年金制度だと少子高齢化が進むと働いているいわゆる現役世代の負担が多く若者が豊かになりづらいとも言えますね。
法律上、今以上の初回保険料の徴収はできませんし。
ただ現役世代の社会保険料以外の原資が年金積立金管理運用独立行政法人(以下:GPIF)による積立金の運用という部分になります。
積立金の運用とは?
株を買ったり債券を買ったり
運用の原資は保険料の徴収分から出た余剰金を元にGPIFが株式や債券を購入というポートフォリオを組んで運用してみんなの年金のソースを増やそうという目論見。
そして運用して得た収入を年金に振り分ける事ができればみんなハッピーという事になります。
そうする事によって将来の世代が負担する保険料の負担をマイルドにする事ができるようになるという仕組み。
ただ世間にこの仕組みが理解されている感じはしないですね。
GPIFの運用がマイナスになった時だけ報道されるし良いイメージが定着するような感じではないです、むしろ悪いイメージ付けたい人がいる感じですね(笑)。
ただ運用成績は決して悪いものではないので日本国民にとってはとても良い事と言えます。
2020年1~3月期は大幅なマイナスになっているが…
2001年からの運用成績を見るとプラス70兆円
メディアでは運用成績がマイナスになるとやたら騒ぐという感じに私には映る
のですが実際の運用益は2001年からで+70兆円という事になります。
※年金積立金管理運用独立行政法人サイトより引用
こうしてみると年率3%弱の運用利回りで複利運用している訳ですね。
一投資家の意見ですが「最高な運用成績だぜ!ヒャッハー!」とまではいかないですけど十分な利回りだと思います。
たとえば個人の運用でこれぐらいの運用であれば十分な成績といえます。
一例で30,000円を同様の2.97%で運用したケースを以下に。
毎月3万円を積み立てて30年、2.97%で運用すると元本が1,080万で運用益が
約650万円ぐらいになります。
個人でこの成績であれば将来の不安が多少は払拭される感じじゃあないですか?
というか私のインデックス関連の運用もこれぐらいであれば十分な利回り…羨ましいぜ(‘Д’)
そう考えると案外GPIFの運用って悲観するほどじゃないですよね。
世界のこういった年金運用の期間と比較しても誇れる内容といえます。
現在のポートフォリオは「長期的に年金積立金の実質的な運用利回り(運用利回りから名目賃金上昇率を差し引いたもの)1.7%を最低限のリスクで確保することを目標とし、この運用利回りを確保するよう、基本ポートフォリオを定めこれに基づき管理を行うこと」という指針が出されています。
2020年1~3月といえば…
武漢コロナ真っただ中
なぜ2020年1~3月期が大幅にマイナス運用かといえば武漢コロナウイルスによって一時的に株価が大きく下落したタイミング。
株価だけじゃなくて株式相場と逆相関である債券も一様に下がっていたので運用によるマイナスは避けられない相場環境だった訳です。
GPIFのポートフォリオは主にかなり安全度が高い国内債券の割合が60%ぐらい。
外国債券が5%、国内株式が15%ぐらいで外国株式が10%ぐらい+他10%という構成。
運用結果によって組みなおされるので時期によって多少の違いはありますが大体はそんな感じのポートフォリオ。
市場がコロナショックを受けての成績がマイナスという事なのでこれは投資をしている人なら分かりますが避けられない事。
なので3ヶ月間のマイナスだけ見て文句を言うのは筋違い。
4~6月期はプラス12.2兆円
コロナショックで落ち込んだ株価が大きく戻したため
ちなみに4~6月期は12.2兆円のプラス成績でだいぶ取り戻しているといえます。
これは全く報道されないんだよなぁ(‘_’)…
市場が乱高下しなければ徐々に利益が積みあがるようなイメージになると思いますのでGPIFありがとう!私たちの将来の年金のソースを増やしてくれてありがとう!と私は思っていますよ(*´ω`)
私がメインで行っているインデックス投資も基本的には市場の環境が良い時も悪い時も関係なく淡々と対象銘柄を購入していくというスタイルで専門の運用機関等が運用を行っているといっても人が行っている事なので必ず成果が保証されている訳ではない、当たり前ですが。
ニュースを見ていて思うのですが日本の野党の人たちが運用成績がマイナスになるとギャーギャー喚ぐけど100%お金が増える運用があったら年金問題なんぞは最早存在しないだろうに(笑)と思うのですよね。
老後にもらう年金のソースが足りなくなってきそうだから運用で少しでも原資を増やしていこうという方針なんだから分かってないヤツが口を出すんじゃねえよ!とニュースを見るたび思っていますね(*‘∀‘)
資産運用を行っている人は分かると思うのですが資産の増えていくイメージというのは「利益が出て…少し損が出て…また少し利益が出て…」の繰り返しだと私は認識しているのです。
なので長い運用期間の点の部分でマイナス成績になったからといって文句を言うのは投資素人と言っているようなものなんじゃあないかと思う訳です。
でも意外と安全資産が入っていない
金やREITがポートフォリオに入っていない
私がGPIFの運用の構成銘柄の比率を見た時に「おや?」と思った部分は市場では安全資産と思われる「金」や分散投資のひとつに必ずといっていい程上げられる不動産・REITが入っていないので意外な感じ。
国内外の株式と債券で構成されているので広い意味で分散は効いていないのかもしれないなと思いました。
が、現状の構成でも一定のリターンがあるので問題はないのかなと思って今後も運用うまくいって欲しいなと切に願います。
案外個人投資家の考え方と変わらないんじゃ?
GPIFの運用も個人も同様にすれば少しづつ資産は増えていく可能性が高い。
GPIFの運用状況を調べてみて思ったのが勝算の高い金融銘柄を選んでそれに淡々とお金を投じるという意味合いで大きな投資期間も個人での投資も規模間が違うだけでやっている事はほぼ変わらないという事。
そういった意味で最初に自分なりによく調べて投資内容の配分を決めてしまえば最近の証券会社なんかは自動的に毎月積み立ててくれたりするので案外難しいという事はないんですよね。
現在のアメリカvsチャイナの構図でおそらくグローバリズムという構造が壊されていくんだろうなと思うのですがそうなったとしても資本主義経済が優位であるうちは金融市場というのは成長していく可能性が高い、そこにGPIFは資金を投じているので少しづつ増えていくんだろうと思っているので個人的にはあまり心配してないですね。
未曾有のパンデミックの状況下においての金融市場の動きを反映してのものなので
一時的なもの。現に4~6月期は大きくリバウンドしているので過度に悲観的に
なる必要は全然ない。今後も金融市場は少しづつ成長していくでしょうから
それに伴ってGPIFの運用リターンも増えていくだろうと予想。
少子高齢化で年金支払いソースが少しづつ厳しくなる可能性はありますが
積立金の運用という部分では私たちの年金の原資は少しづつ増えていくと思われます。