今後は金と同様に立派な投資対象になり得る商品。
中長期的には上昇する可能性が高いと予測して少額からの積立で投資。
私は年収の5%弱をビットコイン購入に充てています。
ビットコインの位置付け
ビットコインが現状の金融市場においての立ち位置はどこか?
現在の立ち位置としては「金・ゴールド」に近い性質を持つようになってきている雰囲気です。
その理由として以下のチャートを見てもらうと同じような値動きをするようになっています。
2019年から徐々に上昇しており、武漢コロナが明らかになりパンデミックに陥ると価格が大きく上昇しています。
株価が3月に大きく下げた時はビットコインも同様に大きく下落。
リーマンショックやコロナショック等の金融ショック時はリスク時に強い金でさえ下げてしまうので何を持っていてもあまり変わらない雰囲気はあります。
普段の相場においてのリスク時(大きな企業が倒産したぐらいの相場)は株が下げると金価格が上昇。
景気が良い感じでイケイケ相場だと株が上がって金が下がるという構図はずっと続いてました。
コロナショックの後から上述の相場の流れに少し変化があったように思います。
端的に言うと今まで価格の動きに相関関係があまりなかったビットコインと金の動きに類似性が生じる⇒金と同じ位置付けと考えられる可能性
今後は金を購入する目的と同じ理由でビットコインを購入する…というのもアリだと感じるようになりました。
価値の保存という点での共通点
ビットコインも金もともにどこかの国の中央銀行が発行している訳ではありません。
どちらも市場に出回る量が限られているという共通項があります。
量が限られているという事は経済原理として少ないモノの価値は上がるという事。
ビットコインも2,100万枚が上限として決められていてそれ以上は発行できない仕組み。
ブロックチェーン(分散型台帳技術)による相互監視のもとに発行が裏付けられているといて上限管理がされているので将来的にはどこかの時点で上限に到達するはずです。
両者とも上限数に限りがあるという点で価値を今後担保されると思われます。
価値が担保されるという事は投資対象に十分なり得るという事。
通貨として価値の認識
少し前まではビットコインが通貨として認識されるか?というのは個人的には疑っていました。
その理由は通貨の3原則に該当するのがグレーだな…と思っていから。
①支払い決済手段(買い物をする時に使えるかどうか?)
②価値の尺度(モノの価値を計る事が出来るかどうか?)
③価値の保存(資産として保存が出来るかどうか?)
上記の3点が通貨の3要素といえるものです。
ビットコインは値動きが激しいので今日の価値が明日もそのままかと言われると微妙なところもありますが、決済手段としても現状は少ないながらも使用できますし尺度としては交換比率もハッキリしています。
私見で価値の保存という点で弱いと思っていましたが前述した金に近い値動きをするという事は投資家・金融市場全体として投資商品として認識しているといえます。
以上をふまえると勿論、主要通貨ほど安定した値動きをするものでは決してないですが通貨として捉える事が出来る…といえなくはないです。
また大手の決済サービス「PayPal」がビットコインでも決済出来るようしました。
「PayPal」上のデジタルウォレットでビットコインを売り買い出来るようになる⇒という事は現在の「PayPal」ユーザーがビットコインを売買する可能性が増える⇒取引量が多くなる事で価格が安定するという事に…つながるかもしれません。
値動きはやさしくない
2018年にビットコインバブルがはじけ飛んで「ビットコイン死んだwww」と思った人も多数いたと思います(私もそう思いました)。
2020年12月時点での価格は230万円と2018年の同水準に戻しています。
コロナショック時点(2020年3月)では瞬間的に50万円を切るところまで下落。
そこから一気に戻すという超乱高下といった値動きで全然心臓に優しくない動きをしています。
出来心で投資したら一気に資金ふっ飛ぶ勢いなので戦略的に購入していくという心構えが必要だと考えます。
金融緩和によるカネ余りも要因
コロナショック後はリーマンショックの反省も大きく反映されていて各国中央銀行がお金をショートさせないように金融緩和(お金を刷ってお金を借りやすくする)をしています。
金融緩和をすると一般の企業は借りやすくなるので倒産等を回避出来るようになります。
その一方で投資家たちの思考は「金融緩和=株価が上がるな!よし株を買おう!」という考えになります。
そうすると実態経済以上(何が実体化もはや分かりませんけど)に株が買われる⇒株価が上昇する⇒富んでいるものがより富む…という一連の流れになると理解しています。
ショック相場という事でリスク回避で金が買われる目的と同じように資産の価値の保全のためにビットコインも同様に買われる+緩和マネーの流入で上昇している…といったところでしょう。
著名な投資家や企業も投資対象としてポートフォリオに
マイクロストラテジー社が670億円分のビットコインを購入しました。
資金の一部をビットコインで保有する財務戦略を掲げる米マイクロストラテジー(MicroStrategy)が、社債発行で最大…
ビットコインを買うために社債を発行してまで購入していて当然ビットコインが有望の投資先として判断したようです。
目的としては会社の資産の一部をビットコインで持つという事のようですね、凄いアグレッシブだなあ。
他にも著明な投資家さん達も資産の一部をビットコインで持つという動きが広がっているように思います。
今までは企業や著名投資家がビットコインを購入するという話はなかったと記憶していますがコロナショックを機に一転、ビットコインを資産として持とうという流れが生まれてきました。
「俺も俺も!」と買う人が増えれば需要が増える訳ですから単純に価格が上がりやすくなるはず。
という事はみんながビットコインを立派な投資商品として認知している、認知が進んだと私は解釈しているのでビットコインを少しでも資産として持つべきだなという考えに至りました。
新興国も価値保存としての手段に
相場の世界にナントカショックがやって来ると決まって売られるのは「株式」「新興国の通貨」、買われる資産として「金」「債券」「円」「スイスフラン」が投資の世界では定番(ぶっちゃけナントカショックが来ると全部一旦は売られる事が多いですけどね)。
ここに今回は買われる資産としてビットコインも含まれるようになっている雰囲気があります。
ナントカショックが来るとシンプルに不景気になるので新興国の通貨が悪いインフレ(通貨の価値が下がって物価が上がる)になります。
そうすると新興国の賢い人がどう考えるかというと「自分の国の通貨は日に日に価値が落ちていくから価値を保存出来るヤツないかなあ?そうだ!ビットコインだ!」と考えます。
Find latest news from every corner of the globe at Reuters.c…
上記の記事ではアルゼンチンペソが大暴落しているのでビットコインATMなるものを導入して資産防衛に備えるという内容です。
こういった広がりも見せているのでビットコインの資産価値としての需要は底堅いものといえます。
とはいえ値動きが激しいのが怖い
2015年時点の価格では2~3万円ぐらいだった価格が2017年にどんどん上昇して2017年末には最高値の220万円前後(瞬間的に240万円ぐらい)まで上がって「億り人」なるワードも一時飛び交いました。
その後2018年末には35万円前後まで下落するという衝撃、そして現時点では230万円前後。
値動きの激しさでは投資商品の中ではずば抜けているといっても過言ではないと思います。
長期的にはおそらく値動きとしては上昇していく流れだと思いますが一括買いでポジションを取るのは怖いというのが実情。
私はビビりで保守的な性格なので分割して購入していきたいと思ったのでコインチェック社のサービス「Coincheckつみたて」で少額づつ購入しようと決めました。
月間:25,000円で年間:30万円分を購入で設定。年収に対して4%程度の資産を振り向けようと思い購入のつみたて購入を設定しています。
当然リスクもありますが
現状をふまえると間違いなくビットコインにお金が流入しているのは事実です。
そうした場合に金融商品として立派に機能して、しかも上昇する可能性が高いと考えられれます。
みすみす上昇する相場を見ているだけなのは投資の機会損失になってしまうので、もったいないと感じて投資する事を決めています。
とはいえ価格が乱高下する商品なので暴落リスクもあります。
暴落の衝撃をソフトにするために「Coincheckつみたて」を利用してドルコスト平均法風で購入していきます。
ドルコスト平均法って?メリット・デメリットは?役に立つの? 投資信託などの金融商品を【定期的】に【定額】購入していく手法。購入のタイミングを計る必要もなく手間もかからない。長い時間をかけての資産形成[…]
まとめ
ビットコインはコロナショック後から「金」と同じような値動きに。
大手企業や著名投資家が購入する事で立派な金融商品として認知。
値動きがかなり大きい金融商品といえるので少額から購入スタートが望ましいのでは?と考えます。